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Major251フレーズ(017)

▼ フレーズ

※譜面をクリックすると拡大できます。

メジャー251フレーズ



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▼ 解説

Key=CメジャーのII-V-Iフレーズ。

前回にひきつづき、今回も元のコード(Dm7-G7)を別のコードに代えてフレージングしています。

Dm7では“Am7”を、そして、G7では“A♭m7”を想定し、アルペジオ中心にフレージングしています。こうすることで、Am7→A♭m7という半音進行が生まれ、流れるようなラインが作りやすくなります。

もしあなたがm7コードでのフレージングが得意な人だったら、これはかなりうれしい情報ですよね。コードのほとんどがm7になるわけですから!
ちなみに、パット・マルティーノ(gt)大先生はm7フレーズが大のお得意で、曲中のコード進行をマイナーコードに置き換えてフレージングしています。俗にいう「マイナー・コンバージョン理論」というやつですね。これについても、少しだけ解説します。




◆Dm7上でAm7を弾くとどんなサウンドになる?

Am7は「ラ・ド・ミ・ソ」という4つの音でできています。

このうち「ミ」と「ソ」がDm7のテンションになるのですが、
どんなテンションになっているでしょうか?

「ミ」はDm7から見ると、9(【読】ナインス)
「ソ」は11(【読】イレブンス)になります。

要するに、「Dm7上でAm7を弾くと「ミ」と「ソ」が入るので、Dm7(9,11)のサウンドになる

というわけ!Dm7に9と11のサウンドを出したいときは、Am7でやってみるのもアリなんです。どんどん挑戦してみてください!




◆G7上でA♭m7を弾くとどんなサウンドになる?

A♭m7のコードトーンは「ラ♭・シ・ミ♭・ソ♭」ですが、このうち「ラ♭」と「ミ♭」がG7のテンションになります。

「ラ♭」はG7から見ると、♭9(【読】フラット・ナインス)に、
「ミ♭」は♭13(【読】フラット・サーティーンス)になります。

つまり、「G7上でA♭m7を弾くと、G7(♭9,♭13)のサウンドに近くなる

ということなんですね!

G7(V7)が出てきたら、“半音上の”m7コードが使える!と覚えておくとイイですね。Key(=調)が変わってもすぐ対応できるようになります。
(“半音上”とは「G7のルートから見て半音上にある音(A♭)」という意味)




◆パット・マルティーノ(gt)の「マイナー・コンヴァージョン」理論

パット・マルティーノ(gt)は、曲のコードをどんどんマイナーに簡略化してフレージングしています。この考え方を「マイナー・コンヴァージョン」と呼んでいるようで、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれません。

例えば、G7(V7)ではどんなコードに置き換えるかというと、

“半音上のマイナー(A♭m)”
“全音下のマイナー(Fm)

を想定して、「A♭メロディック・マイナースケール」,「Fドリアン・スケール」,「Fメロディック・マイナースケール」などで弾いたりします。

パット・マルティーノの奏法については、内容の濃いぃ~DVDが出ていますので、そちらも参考にしてください。

◎パット・マルティーノの教則DVD
Creative Force / Pat Martino [DVD]

HIDE

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