▼ フレーズ
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▼ 解説
Key=CメジャーのII-V-Iフレーズ。
ロックやブルースだと、ギターソロのほとんどを「ペンタトニックスケール」1発で弾いたりしますよね。
「ペンタトニックスケールならお任せください!」
というギタリストも多いはず(笑)
実は、ジャズでも「ペンタトニック・スケール」を使っている人がたくさんいて、多彩なラインを弾くことができます。
ただし、「ブルースのように曲のコード進行を大きくとらえ、ペンタトニックスケール一発で弾く」というよりは「それぞれのコードにさまざまなペンタトニックスケールを当てはめて弾く」というやり方が多くなります。
今回は、ペンタトニックスケールでジャズのアドリブがしたい!という方に参考になる話です。
◆Dm7ではどんなペンタトニックスケールが使えるのか?
Dm7(IIm7)で使えるスケールが知りたい!という時は、そのコードトーンとテンションを組み合わせるのが常套手段。
そこで、“Dm7のコードトーン”と“Dm7でよく使われているテンション(9thと11th)”を合体させてみましょう。
上の図をじーっと見てください。
この中にDマイナー・ペンタトニックスケール、それから
Aマイナー・ペンタトニックスケールが隠れていますね。
ということで・・・
Dm7で使えるペンタトニックスケールは
Dマイナー・ペンタトニックスケール
Aマイナー・ペンタトニックスケール
だと分かります。
もしマイナー・ペンタよりメジャー・ペンタの方が得意なら
“Dマイナー”ペンタトニックスケール →“Fメジャー”ペンタトニックスケール、
“Aマイナー”ペンタトニックスケール →“Cメジャー”ペンタトニックスケール
のように考えて弾けばよいと思います。
どちらも結果的に同じことです。
◆G7上ではどんなペンタトニックスケールが使えるの?
今回のフレーズは前回と同様、A♭m7のアルペジオで弾いていますが、
G7(V7)でもいくつかのペンタトニックスケールが使用できます。
たとえば、A♭m7を想定して「A♭マイナー・ペンタトニック・スケール」を使ったり、
“短3度上”のB♭m7を想定して「B♭マイナー・ペンタトニック・スケール」なんかを使ったりします。
B♭マイナー・ペンタトニックスケールは「シ♭・レ♭・ミ♭・ファ・ラ♭」の5つの音で
構成されていますが、これがかなりジャジーなサウンドですよ♪
それぞれの構成音をG7から見てみると・・・
シ♭:♯9th
レ♭:♯11th
ミ♭:♭13th
ファ:♭7
ラ♭:♭9th
のように、ほとんどがオルタード・テンションになってますよね。
これがジャジーなサウンドの秘密なんです。
◆ペンタトニックスケールでアドリブ
ペンタトニックスケールを使って、ジャズのアドリブをしたい人におすすめの教則本
◎ギタープライヴェートレッスン 一歩進んだインプロヴァイジングコンセプト ジャズペンタトニック(CD付)
◎インサイドインプロヴィゼイション ペンタトニックスケール(CD付)
次回のメルマガで、B♭マイナーペンタトニックスケールを使ったフレーズを紹介します。
それでは、Keep Practicing !!! (^-^)/
HIDE
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