▼ フレーズ
※譜面をクリックすると拡大できます。
▼ 解説
オランダを代表するふたりのトップ・ギター・プレイヤー
・Maarten van der Grinten (マーテン・ヴァン・デル・グリンテン)
・Jesse van Ruller (ジェシ・ヴァン・ルーラー)
によるデュオ・アルバム「 Nine Stories 」からコピーしたフレーズです。
8曲目「 Chi-Chi / Freight Trane 」の " 2分52秒 " あたりから始まり、
弾いているのはジェシ・ヴァン・ルーラーです。
( Freight Trane の楽譜は「The Real Book Vol.2 - Second Edition」にのってます。)
このデュオ・アルバム「 Nine Stories 」はなかなか聴きごたえがありますよ!
会話しているのがモロわかるというか…デュオのおもしろさがギュっ!と
詰まったアルバムだと思います。
CDを持っていらっしゃる方は、ぜひ本物を聴いてみて下さい。
▼CD紹介「Nine Stories」/ Jesse Van Ruller & Maarten Van Der Grinten
それでは、フレーズの解説をしていきます。
オリジナルは「B♭m7-E♭7-A♭Maj7(Key in A♭)」で演奏していますが、わかりやすくするため 「Dm7- G7- CMaj7(Key in C)」 へ移調し、テンポも少し落として録音しました。
Dm7(Ⅱm7)
Dm7ではDマイナーペンタトニックスケールの音使いに9thを加えた形になっています。
拍のウラからオモテへ「ハンマリング」を用いて駆け上がっていますね。
このようなハンマリングを用いた弾き方はジョンスコフィールドが好んで使っています。
拍ウラにアクセントがほどよく付くのでカッコ良いと思います。
G7(Ⅴ7)
さりげなく♭9thや13thといったテンションを交えていますね。
他には・・・特にないです。
CMaj7(Ⅰ7)
3度のミ(1弦12フレット)の上下の音で挟み打ちしていますね。
ファ(ミの半音上)→ レ♯(ミの半音下)→ ミ
このように、コードトーンを上下の音で囲い込むやり方は
「ディレイドリゾルブ」とか
「エンクロージャー」と呼ばれています。
次に、CMaj7の「ソ(5度)」から「ミ(3度)」へ半音で下がっていますね。
この半音ずつ下降していくラインは、
ジェシヴァンルーラーだけでなく、いろ~んな人が多用しています。
逆に、3度から半音ずつ上がって5度へ行くこともできますので、
下降と上昇を組み合わせるのもカッコいいと思います。
▼ おすすめ書籍
「 ライブハウスオーナーが教える絶対盛り上がるライブステージング術 」
「ライブハウスオーナーが教える絶対盛り上がるライブステージング術」佐藤ヒロオ/著
「ライブをしたい…、でもMCで何をしゃべろう?」
「どうやったらお客さんが喜んでもらえるMCができるんだろう?」
僕はかなりのMCべたで、ライブ前には何をしゃべろう…とか、
MCを急に振られたらどうしよう…などと不安になっていました(汗)
顔には出しませんが内心ドキドキで
背中も汗びっしょりになるんです↓↓
でも、いつかはMCでお客さんを笑わせたり、盛り上げたいし
「ライブに来て元気になったよ!」とか言ってくれたら嬉しいですよね♪
この本にはホントにたくさんのヒントが書かれています。
「うわー!そ、そうだったのか!」と目からウロコが落ちますよ。
たとえば、
「今夜はわたしたちのライブに来てくれてありがとうございます!
まずはこの曲を聴いてください!ワン・トゥ・スリー・フォー」
こういうMCはよく聞きますよね。でもこれ、
ライブハウスではすべてNGワード…だそうです。
このMCはそのバンドのファンだけが集まった会場でしか
言ってはならないMCであって、
見知らぬお客さんにはまったく通用しないし、シラけてしまう、と。
こんなMCをしているようじゃ、いつまで経っても知り合いしか来なくなるし、
自分たちでお客さんを集めなくてはならなくなる、と指摘しています。
読みながら冷や汗タラタラでしたが、僕だけでなく、
多くの人にもこの本を読んでもらいたいと思います。
お客さんのココロをぐっとつかんだライブをしていれば、
「ちょっと仕事帰りに生ライブを聴いていこうか!」
と思ってくれる人も増えるはず!
この本はおそらく初心者だけでなく、何年もライブ活動をされている方にも大きな財産になるはずです。
それでは、Keep Practicing !!! (^-^)/
HIDE
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