これから数回にわけて、メジャースケールを練習する際に、
師匠からもらったアドバイスや練習のポイントを紹介します。
ピアノの場合、白鍵を弾くだけで
Cメジャースケールを弾くことができるよね。
しかし、ギターは…というと、そうはいかない。
なので、まずは 指板上のどこに何の音があるか?
これをきっちり覚えないと話にならないわけです。
Cメジャースケールを練習する目的は、
指板上のポジションと音名を一致させて覚えること
にあります。
では、具体的にお話していきましょう。
- 音名を言いながら…
Cメジャースケールのポジションを弾くと同時に
「ドレミファ…」と頭の中で言うか、もしくは、
実際に口で音名を言いながら練習します。
※参考
→ Cメジャースケールの全ポジション
この練習をする前の僕は、Cメジャースケールを覚えるとき
ポジションしか意識してなかったんですね。でも音名を言いながらコツコツ練習していたら
ポジションと音名が一致するようになり、さらに、フレーズを弾いていると
勝手に音名で歌っている自分がいたんです。
このときは「やっと身に付いてきたか!」とうれしかった記憶があります。
- 同音異弦のポジション移動
■同音異弦とは?
ギターの特性上、異なる弦に同じ音がいくつか存在します。例えば、2弦1F(フレット)のC(ド)音。
この音と同じ音は
3弦の5F。
4弦の10F。
5弦の15F。
6弦の20F。これらの音は、弦は異なりますが
同じ音ですね。これを「同音異音」と呼びます。この練習では、同音異弦を利用するのですが、
その“ねらい”は、ポジションの横のつながりを強めることです。では、前置きはこれくらいにして、
下の図を見てください。この図は、6~1弦までのC(ド)音のポジションを示しています。
このポジションどおり、6弦から1弦へ、そして、1弦から6弦へ
C音を弾いていきます。(6弦から1弦へ)
・6弦
↓
・5弦
↓
・4弦
↓
・3弦
↓
・2弦
↓
・1弦
↓(1弦から6弦へ)
・1弦
↓
・2弦
↓
・3弦
↓
・4弦
↓
・5弦
↓
・6弦これで、C音のポジション移動は“おしまい”です。
今度は、C音以外の音もやりましょうネ♪D(レ)音。
E(ミ)音。
F(ファ)音。
G(ソ)音。
A(ラ)音。
B(シ)音。はい。おつかれさまでした。
同音異弦のポジション移動は、「音名を言いながら…」と併用しておこないます。
そして、もうひとつ。メトロノームに合わせて練習してみてください。
メトロノームのテンポを少しずつ上げて練習すれば、
どの弦に対しても、すぐに出したい音が弾けるようになります。カンタンすぎてバカバカしいと思われるかもしれませんが、
どうしてもできなかった人にとっては
すごくためになりますよね(!?笑)。いっしょにガンバりましょう!
は~い、最後まで読んでくれてありがとうございました。
今回のレッスンでは、「指板上のどこに何の音があるか」を
把握するための方法を紹介しました。
終盤に「メトロノームの話」がすこし出てきましたね。
なので、次回、メトロノームの使い方を紹介したいと思います。
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