アプローチ・ノートとは、コードトーン（またはテンションノート）へアプローチする（＝接近する）ために経由する音（＝ノート）。

アドリブ・フレーズってのは、ぶっちゃけていうと

“コードトーン（またはテンションノート）”＋“アプローチ・ノート”

で構成されているんだ。

コードトーンだけでアドリブしても、もちろんOK！
だけど、上手に使わないとジャズっぽいフレーズができないよね？？？

そんなときは、コードトーンを弾く直前に
アプローチノートを入れよう。

アプローチ・ノートを経由して、コードトーンへ解決させれば、
よりジャズらしいフレーズになる。

具体的なアプローチ方法として、
「クロマチック・アプローチ」という手法があって、

クロマチック・アプローチとは、
コードトーンの半音下または半音上の音を経由して
コードトーンにアプローチしようという考え方なんだ。

基本的な使い方は、次の３つ。

┌―――――クロマチック・アプローチ―――――┐

　１．半音下（または半音下）からアプローチ

　　２．全音下（または全音上）から半音階でアプローチ

　　３．コードトーンを上下から囲い込む

└――――――――――――――――――――┘

（　白丸○ ： アプローチノート，　黒丸● ： コードトーン　）

この３つを組み合わせれば、
他にもいろんなパターンが考えられる。

僕がよく使っているパターンはこれ。

・半音下 → 全音上 → 半音上 → 半音下 → コードトーン

あなたも、上の３パターンを自由に組み合わせて
オリジナルのクロマチックアプローチを完成させよう！